1月20日
|
総会
今年はzoomを併用したリアル+オンライン総会としました。
役員の決定や会員の増減報告、会計報告、今年の活動予定についての報告、相談がありました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
|
2月23日 |
宮田先生講義 「新誕生石」
2021年12月、「国内で63年ぶりに新誕生石10石が加わる」というニュースが全国宝石卸売商協同組合(ZHO)より発
表され、多くのメディアが取り上げて話題となりました。お客様のお問合せもあることから、いち早く新誕生石の知識を深めたい
というメンバーの要望で理学博士の宮田雄史先生に講義をお願いしました。
主に解説して頂いたのは日本独自の基準で選出された「アイオライト」「モルガナイト」「スフェーン」「クンツァイト」、なら
びに古来から3月の誕生石とされながらも、日本人には馴染みが薄かった「ブラッドストーン」についてです。
誕生石が誕生した経緯、誕生石の歴史、新誕生石の情報(別名、語源、産地、長所、短所、カラーバラエティーなど)を写真やサ
ンプル石を用いた実況配信を交え、丁寧にご説明いただき、理解を深めることができました。
新誕生石の報道はユーザーがジュエリーに再び興味を持つ大きなきっかけでした。今回の講義で得た知識をベースに良質な商品を
ご用意するとともに、お客様に適切な取扱方法やお手入れ方法をキチンと理解した上でお伝えしていく必要性を再認識しました。
|
4月22日 |
☆上久保泰志様・高橋里奈様「JJA
アワード授賞デザイナーから直接解説」
今回はJJAジュエリーデザインアワード2021で内閣総理大臣賞を受賞された上久保泰志さん、台東区長賞を受賞された高橋
里奈さんから、受賞作品の製作についてお話を伺いました。
上久保さんからは、普段から研究されていた杢目金の直線を活かしたデザイン、難しいことにあえて取り組み職人としての技術を
見てもらいたかったこと、高橋さんからはデザインイメージを発想するにあたって多くの考えを持っていたこと、身に着けてない
ときでも楽しめるものを作りたかったことなどなど、ハイジュエリーを作製することについて詳細にお話くださいました。また、
お二人が所属する鰍「のうえの井上代表から自社での取り組みについてもお話いただきました。
|
5月4日 |
宝
石学勉強会
今回は宝石学の勉強会として、近山晶博士の『宝石』より第1〜2章を各メンバーがまとめを発表する形式で行いました。
1「成因の産状」2「宝石の発見と採掘」については、普段ジュエリーとなった商品を目にしていると意識しないことも多いので
すが、時折復習することで宝石の産状について理解を深める助けになるものと思いました。
また、3「宝石の価値」については基礎的なことながら人に説明するという視点で理解を深めることができました。発表後には、
発表内容をもとに今日的なトピックとどのような関係があるかについてのディスカッションも行いました。ゴンドワナ大陸の理解
から近年のブラジル以外のパライバの産出について、また近山博士のいう「流行性」に関する昨年から今年にかけての最新動向に
ついても話題に上がりました。
|
6月8日 |
宝
石学勉強会(後編)/GEM展感想トーク
今回は宝石学の勉強会として、近山晶博士の『宝石』より第4,5章を各メンバーがまとめを発表する形式で行いました。
5「結晶の神秘」については石澤さんより、結晶の形態、結晶に見られる対称、結晶面の種類、結晶系と光学的特性との関係、結
晶系の変化、結晶面の異常、結晶の集合形などについて発表。4「宝石の美」については早坂さんより、美しさの構成要素である
色彩、透明度、光沢、内側からの光輝について発表いただきました。宝石学の勉強会には初参加でしたが、他の方のまとめは自分
の知識の再整理につながりとても参考になりました。
後半は、国立博物館でおこなわれている「宝石展」の感想について、それぞれ発表しました。展示会はとても盛況で、鉱物ブーム
と一般ユーザーの知識レベルの高さを再認識させられました。
|
7月22日 |
☆
渡辺マリ様 サロン BLONDIE &CO.訪問
2022年度の遠足は、昨年11月にZoomにて、講義をしてくださった、コスチュームジュエリー「ミリアム・ハスケル」収
集家の渡辺マリ先生のお店「BLONDIE &CO.」(国分寺)に直接お伺いしました。
今回は、メンバーの希望により「歴史コース」という事で、ジョージアン期のアンティークジュエリーから、ヴィクトリア
ン〜1960年代の「ミリアム・ハスケル」のコスチューム・ジュエリーまでを年代ごとに拝見し、ハンドリングさせていただき
ました。
アンティークジュエリーにおいては、マイクロモザイクやピクウェのひとつひとつの細工をルーペで見て、古の職人の技を知るの
とともに、アンティークのモーニングジュエリーでは、髪の毛という素材や刻印されたメッセージから故人への想いを身近に感じ
ることが出来ました。
また、コスチュームジュエリーに関しては、渡辺氏のコレクションの中から、貴重なアンサインハスケル(1940年代ま
で)〜1960年代までのものを多数着装し、構造の面白さ、デザインの自由さを肌で身につけて学ぶことができました。
これらの体験を通じて、参加メンバー全員が「ジュエリーを身につける楽しさ」を、改めて感じる機会となりました。
今回の遠足は、新型コロナの流行もあり、感染対策として、入店時の手指消毒を徹底し、飲食についての手配は宅配とし、メン
バーと講師以外の接触を極力避けた環境での開催となりました。
|