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【2015 年 活動実績】

◆2016年 活動実績
(☆印の回は外部講師をお招きした会です)

1月13日
年次総会+新年会

新しく生まれ変 わった西麻布 のイタリアン レストランape by CiaoBella(アーペ by チャオベラ)にて、年次総会と新年会を開催しました。

@総会
役員の決定や会員の増減報告、今年の活動予定について報告、相談がありました。

JC Nouveauは今年設立10年目の節目です。
今後どの様な運営体制とし、どういった活動をしていくのか、この一年でじっくりと検討し、準備を進めて行きたいと思います。

A 新年会
「素材の味、香り」の素晴らしいレストランで、楽しいひと時を過 ごしました。
皆様、本年もよろしくお願い致します。


2月10日 ☆矢野経済研究所 理事研究員 深澤裕さん「最近の業界動向と2016年の展望」

今回は、矢野経済研究所 理事研究員の深澤裕さんに「最近の業界動向と2016年の展望」についてご講演いただきました。

まず、景気全体についてはプラス要因とマイナス要因のいずれもがあり、不透明感は否めません。
プラス要因としては、2020年開催のオリンピックがあり、外国人観光客も望めます。又、EC/TVショップチャネルといった販路の広がりや宝飾品再流通 市場の拡大があります。一方に、マイナス要因としてはブライダル人口の減少や実店舗の後継者不足等、日本の構造的な問題があります。

市場の変化としては、専門店(「○○宝石店」等)が減少する一方で、都市部の百貨店は好況である様です。但しこれはインバウンド需要(外国人観光客による 需要)に負うところが大きく、海外の経済情勢次第で変化する危うさを持っています。
又、ネット販売が攻勢を強めており、Amazonは「明日、プロポーズできます!」をキャッチコピーに、婚約指環の翌日配送という、宝飾品販売の常識を ひっくり返す様なサービスも始めています。これは大量の在庫を抱えなくては成立しないものですから、中小小売店に真似のできるものではありません。販促も 含め、いかに差別化を図っていくかを考えるかがで重要となっています。

なお、いかにも現代的なお話も聞かせて頂けました。
外国人観光客が「滞在中に役立った情報」は「スマホで得られたものが多い」という結果があるそうです。外国人観光客を呼び込む為には、「スマホで見られる 情報」の発信は不可欠な様です。


3月9日 ☆鈴峯 代表取締役 鈴木竜樹さん、CAD担当 中原知義さん
日本ジュエリーアカデミー デザイン講師 渡邊五十鈴さん、CAD講師 森本力さん
株式会社ラトレイユ 代表取締役 小俣友里さん
「CADを活用したジュエリーデザイン開発の可能性について」


今回は日本ジュエリーアカデミーの教室をお借りし、ジュエリー業界に於けるCADの活用について勉強しました。

CADを用いると、たとえばエタニティリングやパヴェセッティングの石の割付等、かつては難しかったことが簡単にできる様になります。一方で、指環であれ ばまず「「断面が輪っかに沿って一周することで指環になる」といった様に、考え方にある程度の慣れが必要です。しかし最近では、立体の図形の表面の形を自 由に操れるソフトウェアも出てきており、技術職の独壇場ではなくなりつつあります。

さて、CADはどうしても「制作現場で使うもの」というイメージがありますが、実は接客販売の現場でも活用されています。お客様と話をしながらデザインを 作り上げていくのです。接客のメリットとしては
1. 石の色や種類を変えて、お客様に提案できる。
2. 地金の色や表面処理を変えて、お客様に提案できる。
3. アイテムを変えて、お客様に提案できる(指環のデザインパーツをピアスやペンダントに)。
4. ジュエリーに興味のない男性を引き込める。
等があり、実制作との接点としては、
5. 制作現場への指示図、資料を作れる。
等が挙げられます。

一方で、接客時に作ったデータは、そのまま制作に使えることはまずありません。石留構造や減り対策等、制作用データは改めて作り直す必要があるのです。 CAD導入の理想として語られる「接客に使ったデータでそのまま制作する」ことは、現実的には難しいといえましょう。

又、実作する前に写真の様な完成イメージができる為、低コスト、在庫なしでカタログを作り、ブランド化を進めることが可能です。その為には「デザイン」 「制作」「販売企画」といった業務の連携により、新商品の企画から販売まで、従来とは比較にならない程スムーズで素早いものになるでしょう。


4月13日 第2回JC(ジュエリーコーディネーター)接客コンテストに関するディスカッション

諸事情により中止となりました。


5月18日 ミステリーショッピング報告会

今回はメンバーのスケジュール調整の点で、一堂に会することが困難であった為、初めてオンライン 例会としました。
テーマは毎年恒例のミステリーショッピング。メンバーの接客品質 向上や「気付き」を目的として、メンバー各自が自主的に行う 覆面調査です。

調査票には様々なチェック項目が挙げられており、たとえば「動的待機をしている」等ですが、各項目の点数は4点満点としてあります。
あれ? 普通そういう場合は5点満点にしない?
と思われるかも知れませんが、これは実は意図的です。あえて「良くも悪くもない」という点数を設けず、必ず良いか悪いかを明確にするのです。

今回報告で何人かから挙げられたのが、表情や印象に関ることでした。

たとえば、店に入ったときに「睨む様」に見られたメンバーは、「とても感じが悪かった」「最初の印象がとても悪かったので全体に辛口な評価」
と 報告しています。今回はミステリーショッピングとしての訪問である為「評価」となっていますが、これが普通のショッピングであれば門前払いをして販売機会 を失う様なものです。
応対は良かったのに、店を出て遠目に見たら「暗い表情をしていた」というのも、店やブランドの価値を下げてしまいます。

更に今回はジュエリー売り場に隣接した時計売り場での報告もあり、試着はどうあるべきか、用途を知る必要性、背中を押すタイミング等、ジュエリー販売に応 用できるヒントが見付かったという話もありました。

又、海外ブランドの店舗では、スタッフが自ブランドについて勉強不足で熱意を感じられないという報告もありました。特にまだ国内でメジャーになっていない ブランドであれば、お客様がブランド自体について質問をすることは大いにあり得ることですし、それについてスムースに受け答えができなければ、お客様は途 端に興味を失うでしょう。

接客販売に当る人は、常に見られている、自分はブランドや店舗の顔である、という自覚の必要性を感じる会でした。



6月8日 第2回JC(ジュエリーコーディネーター)接客コンテストに関するディスカッション

昨年のJJF 2日目に開催された「第2回ジュエリーコーディネーダー接客コンテスト」について、「コンテスト全体の改善案」と、ファイナリストの接客の「見習うべき 点」と「改善すべき点」のディスカッションを行いました。

尚、第1回については
【2014 年 活動実績】
に掲載していますが、この際に出た意見はコンテストを運営するJJAに伝えられ、今回は多くの点が改善されていま した。

さて、このコンテストに出場されているのはコンテストの「ファイナリスト」の皆さんですから、必然的にかなり厳しい目で評価されることになります。
JC Nouveauのメンバーの多くは自身が普段接客に当っている為、感心するところも「オヤ?」と思うところも沢山意見が出されました。

良かった点として挙げられたのは
  • 序盤に緊張をほぐしており、アプローチがうまい。
  • メンテナンスから再来店に誘導している点が巧い。
  • K18YG の表現「挿し色」「暖かみがある」が良かった。
  • 誘導上手「鏡の前で合わせてみましょう!」「次にこれも着けてみましょう!」。
  • 小道具(ペンライト、カラー布)を用意したのが良かった。
  • 具体的な提案の繰り返しが素晴らしい。
等々で、やはり「いかにお客様を引き込むか」、そして「いかに楽しい買い物経験を提供するか」といった点に注目が 集まりました。

一方で悪かった点として挙げられたのは
  • 同じアイテムを「フォーマルに合う」「カジュアルに合う」と説明すると、なんでも良いという事でむし ろ説得力がない。
  • 試着アイテムを替えてすぐに「さっき着けた物が良い」は悲しい。
  • 購買目的を聞けてなかった。
  • アイテム把握よりニーズ把握をするべき。
  • 購入動機を聞けていたのは一人だけ。
等となりました。

全体を通して違和感があったのは、やたらと言葉に「お」を付けることです。「おリング」はさすがにおかしいのではないか、ということは多くのメンバーが感 じたことです。又、「こちらが〜になります」といった、いわゆるコンビニ敬語、ファミレス敬語も多く使われていました。

良い点と悪い点、いずれも大変参考になりました。


7月13日 ディスカッション「自慢のジュエリー品評会」

メ ンバーが個人或いは自店で所有しているジュエリーを持ち寄り、品評会を行いました。

個人であれば、たとえばアンティークのコレクション、店であれば「通常は店頭に出ないお宝」が幾つかあるものです。
今回持ち寄られたものを幾つか紹介しますと、


  • 新約聖書「放蕩息子の帰還」をモチーフにした鋳鉄のアンティークジュエリー
  • 産地や価格の面で流通しなくなってしまったアメリカ産養殖淡水パールのジュエリー
  • 兎と亀の大ぶりなサンゴ彫刻ルース
  • 自作彫金の指環
  • 象牙カメオと鼈甲のブローチ
  • カラーサファイアの蝶のブローチ
  • バンドも含め一面に石の留まったブレスウォッチ
それぞれに物語や苦労があり、やはりジュエリーは単なる「モノ」ではないことを実感した会でした。


8月24日 ブランドエジュケーションの重要性と、お客さまの心に響く接客

今回は、女性にとってあこがれともいえる海外ラグジュアリーブランドで、トレーニングマネージャーとして勤務されていたJC1級のメンバー・池内宏美さんを 講師に、社員教育におけるブランド・エデュケーションの重要性、お客様にブランドバリューを伝える役割を担う販売スタッフへのメッセージの発信による成果 の事例、現場での成功事例の紹介等をお話しいただきました。

20世紀初頭、独特なセンスと創造力・先見の明と大胆な行動力で起業し、コルセットで締め付けられ自由がなかった女性に、機能的でおしゃれな装いを提案す ることで、次々と女性達のライフスタイルを一新させてきたこのブランドは、創立から100年以上を経た今も尚、世界中に多くの顧客、ファンを持っていま す。

ブランドが多くのお客様に支持される要因として、商品の独創性やクオリティーは勿論のこと、ブランドの持つ財産ともいうべきブランドのDNAをいかにして 消費者に伝えることできるか、その為にはブランドで働く一人ひとりがブランドのバリューを理解し共感しているかが鍵になると伺いました。
ブランドのシンボルマーク・素材・配色・デザインのモチーフのそれぞれには、創業者の生い立ち、生き様、人生そのものが歴史的背景と相まって表現されてい たのでした。

販売員の心のこもった対応や様々な角度からの商品知識、そしてブランドの大使としてブランドのストーリーを伝えることは重要であり、それが出来てからお客 様の心に響く接客ができるようになったそうです。

語られた知られざる秘訣は、ジュエリーコーディネーターとしての私たち自身のブランディングに反映させたいものであり、所属する企業や団体の参考にもなる ものでした。


9月14日 JCヌーボー顧問・宮田先生特別講義「宝石、ジュエリーにまつわるエピソード」

毎年恒例となった、当会顧問である宮田先生の特別講義、本年度は接客時のトークにも活かせる、宝石やジュエリーにまつわる様々なエピソードについてお話し頂きました。

まずは要人が着ける指環についてのお話として、アメリカ大統領夫人=ファーストレディが挙げられました。
ファーストレディともなると、公の場で身に着けるもの自体がメッセージを持っています。たとえば現在の大統領であるオバマ氏の夫人、ミシェル・オバマ大統 領夫人は、祝賀会で「木の指環」を着用していましたが、ここには素材面で「環境への配慮」、デザイン面で「他国との親密な関係」というメッセージが込めら れていました。

続いて、人名の付いた宝石のお話しがありました。
唯一日本人の名前が付いた宝石として「スギライト」があります。これは日本の鉱物学者である杉健一氏に因みます。しかし、実際に命名されたのは杉氏の死後、愛弟子達の努力によるものでした。
その他、クンツ氏が発見したクンツァイト、G.I.A.の初代理事によるリディコタイト等があります。

そして、小説や文芸作品のタイトルになった宝石、中に登場する宝石が紹介されました。
「シャーロック・ホームズの冒険」のブルー・カーバンクル(青い紅玉)、「ビルマの竪琴」のルビー、「金色夜叉(劇場版)」のダイヤモンド等々。
「三銃士」や「幸福の王子」にも宝石が登場します。

最後に、宝石にまつわる不思議な物語が各種紹介されている本「The Magic of Jewels and Charms.」(1915)を紹介して頂き、会を終えました。


10月12日 商品企画者から見たジュエリー販売

メーカーの商品企画〜商品管理全般を担当しているJCヌーボー・メンバー、大石直樹さん を講師に、「商品企画〜製造〜管理」という仕事の内容と、「企画した商品をどのように売って欲しいか」など、本音で語っていただきました。

商品企画は、まずはその商品を作る目的を明確にします。
そして、価格で推すのか、素材で推すのか、或いはデザインで推すのか、こういったこともはっきりさせなくてはなりません。
更に(あまり考えたくはないけれども)考えておかないとならないのが、「売れなかった場合」のリスクヘッジです。売れなければ当然
そのままでは不良在庫になってしまいます。二段構え、三段構えの対策は、企画段階から必要だとのことでした。

面白い話として、会社の教訓の一つ「古物を見よ」ということが紹介されました。
何故なら、古物は必ず誰かが一度は購入したものです。「誰かがどこかに魅力を感じた、それが何かを見出せ」ということだそうで、なるほどと一同感心させられました。


11月9日 GSTV、成功の秘訣

「GSTV」のコメンテーターとして活躍しているJCヌーボー・メンバー、小俣友里さんを講 師に、TV通販と対面販売の違い、なぜ、「GSTVが大成功しているのか」などなど、現場経験者ならではのお話を聞かせていただきました。

GSTVは2007年にGemsTVとして放送を開始した、ジュエリーの通信販売を中心に行う会社です。

通販番組というとどうしても「商品を仕入れて売るだけ」のイメージがありますが、GSTVは自らジュエリーの啓発活動を行ったり、製造や流通自体を見直し たりと、まさに川上から川下まで広範囲な改革に取り組んでいます。啓発活動の一環として作られた番組は、宝石学校の授業に使われる程のクォリティで、「そ れ自体が利益につながるか」という短期的な目先の判断だけに囚われていません。自分達でお客様を作り出していく、という姿勢ともいえるでしょう。

タイに原石の仕入れから研磨、ジュエリーの製造まで行える工場を持ち、中間コストを削減して商品価格を下げ、更には使わなくなったジュエリーの売買を仲介 するサービス「ジュエリーセカンダリーマーケット」も展開する等、「一社でジュエリー業界」ともいえる組織を作り上げています。

けっして個々の連携が良いとはいえない、現在のジュエリー業界全体が参考にすべき点が多くある様に感じました。


12月14日 地域に根差す宝石店〜オーナー夫人の役割と心構え〜

栃木県小山市の宝石店、株式会社サロン・ド・サセ専務取締役で、JCヌーボー・メンバーの佐瀬キヨ子さんから、「地域に根差す宝石店〜オーナー夫人の役割と心構え」をテーマにお話し頂きました。

同店はイオンモール小山店の2階に位置する、宝飾品ならびに時計の専門店です。
創業104年、「サセとときめきと感動をともに」を経営理念に掲げる同社の名女将・佐瀬キヨ子専務に、お店づくり、お客様づくり、人づくりにかける思いと実践内容を、
  • お店の歴史
  • 商いに対する思い
  • 100周年イベント
  • 取り扱いブランドやアンティークジュエリーへの思い
  • 顧客管理に関して
  • お客様への還元
  • スタッフ管理、福利厚生
  • 専務、宝石店の女将、マダム、サセママとしての役割
  • モットー、レッツ! ビューティフル 美しく 楽しく
等の具体的な事例やエピソードを交えて語って頂きました。





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