JCヌーボー JC Nouveau-Sept
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【2007 活動実績】
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【2009 活動実績】
【2010 活動実績】
【2011 活動実績】

◆2012 活動実績
(☆印の回は外部講師をお招きした回です)

1月18日

☆年次総会+JC Nouveau 5周年記念パーティ

イタリアンレストランCiao Bella(チャオ ベラ)にて、年次総会とJC Nouveau 5周年記念パーティを開催しました。

@総会
年初の事務手続きです。役員の決定や会員の増減報告、名簿の配布、更に今年の活動予定について報告、相談がありました。


AJC Nouveau 5周年記念パーティ
今年はJC Nouveauの設立から5年という節目です。毎年メンバーだけで行っている新年会ですが、今年は例会で講師をお願いしている先生や、見学会でお世話になっている方々にも広く声を掛け、総勢31名の記念パーティとなりました。

2月8日

2011年末〜2012年始の報告会

昨年日本は東日本大震災という大きな災害に見舞われ、人々の意識も大きく変わりました。そういった状況下で宝飾品業界には変化が見られたのでしょうか。JC Nouveauは様々な業種、業態のメンバーで構成されている為、報告会という形で情報の交換を行いました。

一般顧客を対象にした小売店では、母から娘へ、父から娘へ(「息子へ」が入らないのは宝飾業界の抱える課題です)といった購買が多く見られ、いわゆる「絆効果」があった様です。一方で職域販売等、同効果が見られない場面も報告されました。
又、昨年中頃には「結婚するカップルが増えている」という話もありましたが、結果的には婚姻数は減少しています。そんな中で「結婚指環」の購買数は増えている様で、「お互い形として絆を感じられるものを」という意識が働いているのかも知れません。
街の動きとしては、平日のお客様の増加(休日振り替えの影響?)、遠出するより地元で、といった変化が見られた様です。

関連する話として、「節電」に伴う思わぬ障害も報告されました。多く出回っている携帯用のLED照明は青みが強く、「宝石が綺麗に見えない=購買につながらない」ということです。電力問題はまだまだ解決しそうにありません。販売ツールとして検討が必要な要素かも知れません。

3月14日

☆「2012年、宝飾業界これからどうなる? 〜海外最新動向も含めて〜」
矢野経済研究所「ジャパンプレシャス」編集長 深澤裕氏

矢野経済研究所「ジャパンプレシャス」編集長の深澤裕氏を講師に迎え、「宝飾業界の今後の見通し」について講義をして頂きました。「何となくこん な感じがする」という主観的なものではなく、市場調査結果を基にした説得力のある講義となりました。

昨年は東日本大震災という大きな災害があり、経済活動にも多大な影響を与えました。しかし、こと宝飾業界に関しては、他の業界とは多少趣が異なっ ている様です。直接的な小売店被害は、実は業界全体に占める割合としては小さく、「自粛」による買い控えの影響の方が大きかった様です。しかし、 その後の復興活動に伴う可処分所得の増大が、宝飾品の売り上げにつながっているらしいという意外なお話も聞けました。一方で来日する外国人の減少 に伴う売り上げの減少は大きく、一方で消費が伸び、一方で消費が減るという、不安定な状況が続いている様です。

今後の業界の展望としては、「大きなトレンドを作り出す会社がない」ことが指摘されました。そんな中で売り上げを伸ばしている企業とそのコンセプ トの紹介があり、大変参考になりました。

素材については、今年成長が見込めるものとしてパラジウムが挙げられました。既に製品化を進めている業者も多い様です。

今後のマーケットは、やはり中国は経済成長、市場規模共に無視できない様です。既にダイヤモンドは中国に流れが移り、日本国内では入手のしづらさ が表面化してきています。又、日本はこれから少子高齢化が進みますから、特にブライダル市場の縮小は避け様がありません。「ブライダルはなくなら ない」神話から脱却し、宝飾市場そのものを拡大していく努力が必要でしょう。

4月11日

☆「プラチナ・マーケット情報」
プラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI) トレード・マーケティング部 部長 藤原賢史氏

プラチナジュエリーの啓蒙、需要拡大、開発、販売促進、教育のサポートを行うプラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)より藤原賢史氏にお越し頂き、プラチナのマーケットについて講義をして頂きました。

プラチナは「華やかではないが良質なもの、高品質なものを求む日本人」に好まれる素材で、戦後ジュエリー素材として需要が戻ったのは日本のみでした。しかし、その後の経済成長により中国市場が急速に拡大し、プラチナジュエリーの量は2000年に中国が日本を抜き、2010年には世界の7割を占めることになります。

一方でプラチナは工業材料としても重要なものであり、主に自動車の排ガスを浄化する触媒としての需要が挙げられます。この分野の需要も含めると中国の需要は25%に過ぎず、ジュエリーでは14%しか消費しない欧米が46%を占める等、国や地域により需要の内容に大きな違いがあることが判ります。但しこれも、触媒を不用とする電気自動車の普及で、今後様変わりする可能性があるといえるでしょう。勿論その際にはプラチナ価格への影響も予測されます。

さて、一般的なジュエリーの市場に目を向けてみましょう。
ブライダル市場(エンゲージリング=婚約指環、マリッジリング=結構指環)では、特に若い人達の意識の変化からエンゲージリングの取得率は下降線にあります。エンゲージリングは「女性が一生の内に貰う最高のジュエリー」、マリッジリングは「二人の結び付きを表すジュエリー」という具合に、「憧れ感醸成」と「役割の理解」の両方が欠かせません。
ノンブライダル市場(ブライダル以外)はブライダル市場よりもはるかに占める割合が高く(約8割)、夫婦間ギフトや就職時、記念日といった自己購入等、市場成長の余地も十分に見込めます。 いずれにしても、永遠性(変質・変色しない)等のプラチナの価値を上手に「分りやすく」伝えるセールストークが求められます。ツールを使った説明や試着も効果が高い様です。

ところで、ジュエリーの接客販売に於いては、その「物質的価値」だけではなく「どんなところで購入したのか」「どんな人から購入したのか」といったシチュエーション、経験もお客様にとって大きな「価値」となります。
そして、それを創り出せるのが、他でもない私達「ジュエリーコーディネーター」なのです。

5月16日

☆「アクセサリーミュージアム」見学会
アクセサリーミュージアム 館長 田中元子氏

祐天寺の静かな住宅街の中にあるアクセサリーミュージアムは、元々コスチュームジュエリーの会社を経営していた館長の田中元子氏が、なくなりつつある職人の技術、技法、繊細な手仕事、そして本物のオーラを見てもらいたいとの思いで作られたものです。

かつての日本のジュエリーやアクセサリーは、欧米の「コピー」でした。1970年代、欧米の流行から3年程度のタイムラグがあった時代にはこれで通用したのです。しかし次第に世界の「時差」はなくなり、コピーという手法は通用しなくなります。日本も独自のデザイン、ラインを作り上げなくてはならなくなったのです。そして今、日本の若者のセンスを欧米が取り入れる時代を迎えました。

特に日本の、ジュエリーやアクセサリーに関する講義の後、解説を受けながら館内を巡りました。館内の展示品は日本製品に限った訳ではなく、ヨーロッパのアンティークも数多く収蔵されています。そういったものを見ながら、当時の世界の流行と日本の立ち位置を知ることができる訳です。

「流行は繰り返す」とよくいわれますが、収蔵品を見ていくと、それは事実の様です。しかし面白いのは、「全く同じになることはない」という点です。過去の模倣、リバイバルであっても、全く同じ形ではもどってきません。どこがどう変わって、どこを取り入れているのかといったことを比較しながら見られるのも面白いです。

館長自身が元々業界人である為、それぞれの品に格別な思い入れがあることが伝わってくる素敵なミュージアムでした。倉庫には整理しきれないものがまだまだ沢山あるそうです。又、「気が向くと」展示品の入れ替えも行っているそうですから、繰り返し訪れたいところですね。

6月13日
※18:30〜20:30
通常より30分遅れです

☆「こはく」について
福島秀明氏

福島秀明氏を講師に迎え、馴染みがあるものの、きちんと学ぶ機会が意外に少ない「こはく(琥珀)」について、スライドによる映像資料を見せて頂きながら学びました。

こはくは、数少ない植物起源の宝石です。考古学の世界では人類最古の宝石とも呼ばれ、古来より人々を魅了し護符や装身具として用いられてきました。日本でも岩手県久慈からは8300〜8900万年前のこはくが、千葉県銚子からは1億年前のこはくが採取されます。この様にこはくは太古の樹液が硬化したもので、「時間」が作る宝石ともいえます。

又、こはくは樹液が流れた当時のさまざまなものを内包していることが多々あり、映画「ジュラシックパーク」では閉じ込められた昆虫の体から取り出したDNAで恐竜を蘇らせました。もっとも、中南米産のこはくは時代が若く、恐竜の時代とは合わない、という指摘もありますが、そこはそれ、夢は夢として取っておきましょう。

さて、こはくには類似品、模造品も沢山あります。代表的なものではプラスチックや、完全にこはく化が進んでいない若い樹脂「コパル」、小さ過ぎるこはくを溶かして固めた再生こはく等があります。ジュエリーには不向きですが、鉱物マニアに向けた「虫入りこはく」の偽物(現代の昆虫を溶かしたこはくに封入したもの)等もありますから、取り扱いや販売には十分な注意が必要です。

ところで、ヨーロッパでは琥珀をプレゼントすることが「幸福を贈る」と言う意味を持ち、積年の愛が花開くとされるそうです。英国では、結婚10年目に琥珀を贈る 「琥珀婚」という習慣があるそうです。

7月11日

☆書籍「指輪88」から指輪にまつわるお話
諏訪貿易会長 諏訪恭一氏

-人は、何のためにこの指輪をはめたのか?-

書籍「指輪88」を監修された、諏訪貿易の会長である諏訪恭一氏を講師に迎え、歴史の中の「指輪」について学びました。

指輪には「物語」があります。ある指輪は「王の再生」を祈り、ある指輪はお互いの「信頼の証」として、そして又ある指輪は幼子の成長を願い…。
今から4500年前の世界人口は1億人だったそうです。そして紀元元年の頃には2億人、そして今、世界には70億人の人が暮らします。古の指輪が現代に残っていることがいかに貴重なことかが分りますね。そういった古い指輪の歴史を紐解き、人がどういった想いを込めてその指輪を着けたのかを想像することは、単に「古きを偲ぶ」ことではありません。

接客や販売に於いて「あの人から買いたい」とお客様に思って頂く為には、商品のエッセンスを適切にお客様に伝えられることが求められます。その為に不可欠となる「商品知識」には、商品の物的な価値だけではなく、商品に付随する物語や背景も含まれます。

この色石にはどういった意味があるのか?
デザインの由来は?

古来、人がどの様な想いで指輪を着けてきたのかを知り、感じ、考えることは、(アンティーク販売に限らず)自分の扱う商品の世界をも又、膨らませることにつながるのです。

売っている自分達が浸れないものは、お客様も浸れません。
浸れなければ、魅力も感じませんよね。

8月8日

本年度前半の活動の復習&近況報告

今回はメンバー同士で2012年度前半の活動の復習と近況報告を行いました。メンバーのみのディスカッションは久しぶりです。

まず話題として出たのは、10月の例会テーマにも掲げた「パラジウムジュエリー」です。銀座の老舗専門店でもパラジウム専門のコーナーが設けられる等注目されつつある貴金属ですが、一般的な宝飾店で「パラジウムジュエリーだけ」を扱うことはまずありません。パラジウムがPtやWG等「他の貴金属を否定」してしまうことは避けなければならず、ジュエリーコーディネーターには「これは何故パラジウムなのか」「これは何故WGなのか」と、それぞれの素材を引き立てるトークが求められます。

次に、山梨にて行われたジュエリー講習会「作り手が知らない販売現場の本音」に参加したメンバーからの報告がありました。永らく「プロダクトアウト」の姿勢で創られてきたジュエリーの業界も「マーケットイン」の姿勢が求められる様になってきており、今や資産的価値でジュエリーを求める人は少なくなってきています。「良いものであれば売れる(筈)」ではなく、「お客様は何を欲しているのか」という、市場への一層の意識が、メーカには必要となってきているでしょう。

更に「低価格ジュエリーは何故この価格で作れるのか」という疑問が、たまたま来た「解体」の仕事で明らかになったという話がありました。ぱっと見は丁寧に創られたものと大差なく、こういったものが多く出回る様になってくると、「(お客様にも分り易い)手作り品の差別化ポイントは何か」が課題になってくるでしょう。

メンバーは様々な業態、職種で構成されている為、こういった情報交換会は常に新鮮です。

9月12日

個性派アクセサリーの品評会(予定変更)

今回は予定を変更して「個性派アクセサリーの品評会」になりました。

メンバーの多くは女性で、かつ業界の方が殆どですから、色々と変わったものや珍しいもの、或いは自分のお店で販売しているオリジナル製品等を身に着けています。

当然ながら「ただ見るだけ」では終わりません。「どこで創ってもらうのか?」「仕入れのルートは?」「上代と下代は?」「販売ターゲットは?」といった話から、「○○社の△△というパーツは絶対にオススメ、既存商品のものも付け替えた方が絶対に売れる」といったかなり突っ込んだ話まで、話題が広がります。

10月10日

☆「パラジウム・ジュエリー・マーケット 最新情報」
国際パラジウム協会日本代表 森仁志氏

国際パラジウム協会(PIA)が日本に進出するに当たり、初代日本代表に就任された森仁志氏を講師に迎え、「パラジウムジュエリー」を取り巻く状況や展望についてお話を伺いました。

パラジウムはプラチナ族に含まれる貴金属で、「最後のジュエリー用メタル」と呼ばれています。白くて輝きが良い、非常に軽い、化学変化し難いという魅力的な特性を持つ一方で、単独加工が難しく、ジュエリー業界では永らく他の金属(プラチナやホワイトゴールド)の「割金」として用いられることがほとんどでした。
しかし先述の「白くて変色せず軽い」という魅力はつまり、「プラチナでは重くて実用にならない」様なデザインを可能にするということです。会場に実際にお持ち頂いたジュエリーの中にも、大振りでありながら想像を超えて軽いものが多数あり、「ネックレスは肩がこるので着けない」というお客様にも積極的に提案していけるのではないでしょうか。

現在はブライダルジュエリーが中心ですが、パラジウムが「これまでにできなかったデザイン」を可能にする素材であることを考えると、様々なシーン、アイテムへの展開が期待できます。
「パラジウムジュエリー」の今後が楽しみです。

11月14日

12月の販売繁忙期に向けての企画

今回は「12月の販売繁忙期に向けての企画」について、メンバー同士でディスカッションです。
とはいっても、勿論話題はそれだけではありません。現在のお客様の動向や、それぞれのお店で行っているサービスとその効果等、「生」の情報が行き交います。

オリジナリティのある商品の提案は、当たり前といえば当たり前ですが、素材に対するこだわり(「プラチナじゃなくちゃ!」「宝石じゃなくちゃ!」等)は弱まっている様です。貴石、半貴石に含まれない「変わった石」や、それこそ石でも金属でもない素材を取り入れていくのも面白いかも知れません。
注目を集めた話題では「着用機会の提供」がありました。高価なジュエリーも、使うとなると中々機会がないものです。お店の方で食事会等を企画してお客様を招待するというのは、更なる販売機会にもつながり、かなり効果的な様です。
ポイントカードを導入されているという話もあり、こちらは「どの範囲でポイントを提供するのか」「どの範囲でポイントの使える様にするのか」で有効性が変わってくる様です。「足を運んでもらう為のツール」という位置付けで、「ではどうすれば?」と考える必要がありそうです。

12月12日

ミステリー・ショッピング発表会

「ミステリー・ショッピング」とは、メンバーの接客品質向上を目的として自主的に行う覆面調査です。普段とは立場を逆にし、接客を「受ける」ことで感じる、或いは気付く「良いところ」「悪いところ」を発表し合い、接客に活かしていこうという狙いがあります。

繁忙期は宝飾業界もアルバイトを投入し、とにかくお客様を「捌く」ことに必死になってしまう店舗があります。必要な時期だけ必要な人員を投入するというのは確かに合理的ですが、全く訓練されていない人達をお店に出してしまうところもあり、その結果「目立つ様に展示されている品(つまりそのお店が「売りたい」ものの仕様(中石のctは? グレードは? 等)さえ答えられない」という、非常に質の低い接客となる場合があります。当然ながら正規スタッフの受け答えとは雲泥の差があり、誰に接客されるかということ自体に「当たり」「ハズレ」ができてしまいます。これではお客様からの信頼は得られません。

又、売り場のスタッフが自分の仕事を全く理解していなかったという報告もありました。「サンクスデイズプラチナ」のコーナーに夫婦で訪れたのにも関わらず、「何をお探しですか?」というとんちんかんなアプローチでは、真っ先に「この人は駄目だ…」という印象をお客様に与えてしまいますよね。

ところで、お店に入ったときの「いらっしゃいませ」はアプローチといえるでしょうか。商品を見て回っているときにあまりしつこくされると抵抗を感じるのは確かですが、「いらっしゃいませ」はアプローチではなくご挨拶ですよね。「その一言すらなかった」という報告もありました。

※今回は12月の繁忙期ということもあり、参加人数が少なかった為、同テーマで2013年2月に再度開催します。



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