JCヌーボー JC Nouveau-Sept
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◆2011 活動実績
(☆印の回は外部講師をお招きした回です)

1月20日

総会+新年会@西麻布チャオベラ

イタリアンレストランCiao Bella(チャオ ベラ)にて総会と新年会を行いました。
@総会…アルコールが入る前に、まずは年初の事務手続きです。役員の決定や会員の増減報告、名簿の配布、更に今年の活動予定について報告、相談がありました。
A新年会…おいしい料理と楽しいトークで、良い年明けとなりました。どうぞ今年もよろしくお願い致します。

2月9日

☆マナー&コミュニケーション講座 第2回

シナリーダンボ株式会社代表取締役 小原氏にお越し頂き、「マナー&コミュニケーション講座」の第2回(第1回は2010年11月開催)を開催しました。
今回は「一歩進んだ前向きなコミュニケーション」をテーマに、参加者同士で実際にコミュニケーションを行ってみて、そこから受ける印象を「体験する」ことが目的です。
挨拶の声の高低で印象が違う? 「リフレーミング(≒捉え直し)」とは? 話すことよりも聴くことの方が大切? 実際にこういったことを「体験」することで、積極的かつ信頼されるコミュニケーションの重要なポイントを学ぶことができました。

3月9日

ミステリーショッピング(報告&ディスカッション)

メンバー各自が様々なショップを回り、接客や商品陳列等を観察し、報告する「ミステリーショッピング」。この目的は「同業他社の揚げ足取りをする」ことではなく、「他者を見ることで、自身に気付く」ことです。普段自分が「これ位なら良いか」と思っていることであっても、他人にされると非常に気になる、ということは案外多く、今回も「爪の汚れや傷が目に付いて気になる」という話が複数のメンバーから挙げられました。その他にも声掛けのタイミングや聞こえてくる店員同士の雑談、「本当に分っているんだろうか?」的な返答等、普段接客を行っているメンバーは「はっ」とする内容が多かった様です。

4月13日

講義「珊瑚について」

当会顧問である宮田氏を講師に、宝石としての「さんご」について学びました。
日本語はとても表現が豊富で、「珊瑚」「さんご」「サンゴ」を用途によって使い分けており、宝石としての珊瑚は通常ひらがなで「さんご」と書かれます。一方で生物としての珊瑚はカタカナで「サンゴ」と書かれます。又、珊瑚礁を作るサンゴと、宝石となるサンゴは全く別な種類です。
珊瑚と人の関わりは古く、およそ2万5千年前からお守り、貨幣、装飾、肥料、薬等として使われてきました。日本には6世紀頃に仏教と共に伝来し、かつての原産地であるペルシャを表す文字「胡」を使い「胡渡り」と表されることもあります(さんごに対して「古渡り」は誤り)。
さんごはその質から大きく貴重サンゴとそれ以外に分けられます。貴重サンゴは「石灰質」を芯に持ち、これが宝石として用いられます。昔話「桃太郎」が鬼が縞から持ち帰る宝の山の中にピンク色をした木の様なものがありましたが、あれが典型的な貴重サンゴです。一方で貴重サンゴ以外のサンゴの芯はたんぱく質(角質)から成り、貴重さんごと比較して軽く柔らかいのが特徴です。
最近では貴重サンゴ以外のサンゴも宝飾素材として数多く出回る様になりましたが、コマーシャルネームのせいでかなり分り難くなっている感があります。例えば「レインボーコーラル」は「深海松」「海松」「金松」「虹珊瑚」「虹彩珊瑚」等とも呼ばれます。接客、販売をする方は、自分の手にしたものがどういったものなのかをきちんと知っておくことも又、責任の一つではないでしょうか?

5月11日

ディスカッション=ケース・スタディ「クレーム対応について」

接客、販売に於いて、クレーム(苦情)の発生はどうしても避けられないものです。その原因は、ミスや自覚不足といった、明らかにクレームを付けられて当然なものから、接客側とお客様双方の誤解や認識の相違に端を発するものまで様々です。
しかし原因がどうあれ、お客様に迷惑を掛け、更にそのお客様から悪い印象を抱かれるということに違いはなく、良いことではありません。昔から「悪事千里を走る」といいますが、人は自分の周囲に満足を伝えるよりも、不満足を伝える率の方が遙かに高いのです。自身を守るという視点からも、クレームの発生は抑えなくてはならないのです。
ディスカッションでは、メンバーそれぞれが「発生させてしまったクレーム」「客の立場で経験したクレーム」を挙げ、それらについて話し合いました。
色々な事案を見ると、クレームの発生はある起点と捉えることができる様です。そこを起点に、ある人はお客様を満足させた上で新たな商機に発展させ、ある人はより強い不満を抱かせた挙句に大切なお客様を失います。そして、その中間はありません。満足か不満か、商機か喪失か、その分かれ道で非常に重要なのが「第一声=どの様に受け答えをするか」です。明らかにお客様に非がある場合であっても、そこでいきなり正論をまくし立てたところで、良い解決にはつながりません。「質の悪いものを売りつけられたのではないか」「騙されているのではないか」等、お客様は常に不安を抱えていることを念頭に置き、そのケアも含めた接客が求められます。

6月7日

☆研修旅行
箱根ポーラ美術館「よそおいの箱」ギャラリー・トーク
「粒金 プチ・ミュージアム TEZUCA」見学

天気に不安を抱えざるを得ない梅雨時にも関わらず、幸いにも恵まれた晴天の下、箱根は仙石原のポーラ美術館と粒金 プチ・ミュージアム TEZUCAに遠足に行きました。

[箱根ポーラ美術館「よそおいの箱」ギャラリー・トーク]
度々例会でお世話になっているポーラ文化研究所 主任学芸員の津田紀代氏もわざわざ東京からお越し下さり、詳しい解説を聴きながら展示を見ることができました。
展示のテーマは「東西の化粧の箱」。ヨーロッパと日本で使われてきた「化粧の箱」を、比べながら見ることができます。「化粧道具を収納する」という目的は同じ筈なのに、箱の作りの「思想」が驚く程に違い、展示品に対する物的な興味もさることながら、間接的に文化の違いが窺え大変面白い展示です。
一言でいうなら、ヨーロッパは「化粧道具に合わせた箱」であり、日本は「箱に合わせた化粧道具」です。ものに器を合わせるのか、器にものを合わせるのか。使い易いことを優先するか、収納することを優先するか。日本の場合もしかすると空間=場所に対する「勿体ない」思想が、こういったところにも表れているのかも知れませんね。

[「粒金 プチ・ミュージアム TEZUCA」見学]
粒金細工で知られる手塚巌氏は、仙石原に「粒金 プチ・ミュージアム TEZUCA」を開いて、ご自身の作品や収集したアンティークを展示、公開されています。現在では金だけではなくプラチナの粒金も可能にし、作品の幅も広がっています。

繊細な実作品を実際に手に取って見せて下さり、更に手塚氏の制作風景等が紹介された「美の壷 アンティークジュエリー」のビデオを、ご本人の解説付きで拝見しました。制作は気の遠くなる様な細かくて地道な作業です。
簡単な作りの量産品が多く流通する中、成る程一点一点丁寧に創られたものの違いを実感することができました。


ポーラ美術館
粒金ミュージアム TEZUCA

7月13日

☆売り場で使える英会話講座 〜ネイティブスピーカーの講師を迎えて〜

香港で生まれて思春期をイギリスで過ごし、来日後は語学学校の講師を勤め、NGOのフォトグラファーとして各国を回り、現在は某出版社でフォトエディターとして活躍されている、まさにワールドワイドを体現されている様なSamson氏を講師に迎え、「売り場で使える英会話」を学びました。
とはいっても、出来合いのテキストに沿って進めるのではなく、題材そのものもJC Nouveauのメンバーが考えたやりとりです。
「松戸にある宝飾店で働いています」といった自己紹介から「買取もやっています」といった業務案内、「一日中立っていなければなりません」といった愚痴(?)、「こちらはいかがですか」「次にいらした時にはもう無いかもしれませんよ」といった販売を後押しするひとこと等、リアルに仕事にリンクした英会話講座となりました。
横道も多かったのですが、日本の英語教育で教えられる「○○は△△と言い換えることができます」といった場合の、それぞれのニュアンスの違いについての説明もあり、内容によっては「それは言い換えてはまずいだろう」という場合が存在することも知ることができ、横道も又充実した会でした。

8月10日

製鎖工場見学

今回は私達JC Nouveauのメンバーである蕪木氏の協力を頂き、氏の経営する製鎖工場「ワーク装身具」の見学会を行いました。
ワーク装身具の社歴は永く、「日本最初のチエイン専門メーカー」として前身である「広口チエイン株式会社」が設立されたのは明治42年、西暦では1909年ですから、実に100年以上の歴史があります。その後組織変更を経て、現在のシルバーチェーン専門メーカであるワーク装身具となりました。

これをお読みの皆様は、チェーンはどの様に作られるかご存知ですか? 長く連なるチェーンをひとつの型で作れる訳はありませんよね。実は「製鎖機」と呼ばれる機械がチェーンの1コマ1コマを編んでいるのです。1コマ編む毎に進む長さは、長くても僅か数ミリですから、お店でリールに巻かれているチェーンは、気の遠くなる様な作業の末にでき上がっているのです。

驚くべきはこれらの機械、ほとんどがひとつのモータによる機械仕掛けで動いている、ということです。各部にモータを仕込み、マイクロチップで電子制御する昨今の機械を見慣れていると前近代的にも感じますが、最大のメリットは全ての箇所を人の手でメンテナンスできる、調整も自在ということです。油を注し、手入れをきちんとしてやれば数十年という単位で動いてくれます。

製鎖の後はチェーンの口を閉じるロウ付けや面を付けるダイヤカット等が続き、完成されたチェーンとなります。

工場を一通り見学した後、蕪木氏にチェーンを提供して頂き、ブレスレット、ストラップ作りに取り組みました。

9月14日

☆「韓国ジュエリー業界 最新事情」
講師 波多芳江氏

ファインリバーズ・ハタ代表で、社団法人日本ジュエリー協会JC部会推進委員会委員でもある波多芳江氏を講師に迎え、韓国ジュエリー業界の最新事情を学びました。

数年前までは「日本より30年遅れている」といわれていた韓国ジュエリー産業ですが、国策として力を入れたことも功を奏し、現在は非常にレベルが上がってきています。特にCADを取り入れた先端分野はその伸びが著しく、CAD職人とソフトウェア開発が相乗効果で発展しているところは、逆に日本は学ぶべきではないでしょうか。

一方「市場」に眼を向けると、やはりブライダルは重要な市場である様です。しかし日本と同じという訳ではなく、男性もダイヤモンドが入ったマリッジリングを着ける、女性にはリング・ネックレス・イヤリングのセットが贈られる、記念日を盛大に祝うといった違いがあるそうです。

ところで、韓国では「韓国ジュエリー協会」と「ジュエリーコーディネーター協会」が独立しており、「日本ジュエリー協会」の認定資格として「ジュエリーコーディネーター」存在する日本とは仕組みが異なります。日本の場合はどうしても「JJAの下部組織」的な位置付けとなってしまう為、これからどの様にバランスを取っていくのかを心配されていました。

10月12日

☆「プロから学ぶ作りの善し悪し」
講師 現代の名工 丸川隆英氏

ジュエリー加工職人として半世紀近く活躍され、日本でただ一人「一級技能士全国競技大会1位グランプリ受賞」「現代の名工」「黄綬褒章」の3大タイトルを制覇なさったジュエル丸川主宰 丸川隆英氏を講師に迎え、「ジュエリーの作りの良し悪し」について学びました。
※この6月には同テーマでJJA主催のセミナーも開催されましたが、今回は我々の為だけにお越し下さいました。

丸川氏は職人として仕事をされる傍ら、今回のテーマの様なジュエリーに関わる啓蒙活動も積極的になさっています。それは「お客様がお持ちのジュエリーを見て、作りの悪いものが多く、もっと本物志向のジュエリーを楽しんで頂きたい」と思う様になったからだそうです。ジュエリーが一般に普及してきたのはそれはそれで良いことですが、現在の業界はローコスト重視、ハイクオリティ軽視が否めません。販売側では「価格は高くても作りは粗雑、でもお客様はそれがわからない」、制作側では「職人が買い叩かれ、良い仕事をする職人が育たない、将来の夢を持てない」という非常に良くない状況が当たり前になってしまっています。丸川氏は、品物の良し悪しを見る力をお客様にもしっかりと持って頂き、そしてそれに応えられるだけの腕を持った職人の土壌を築きたいとお考えです。

又「手創り品は即ち良品」という誤解を解消する為にも、より「作りの良し悪し」を知ってもらいたいとのことです。早い話、腕が悪ければ手創り品であっても量産品より質が劣ります。しかしこの誤解がある為に過大評価をされている創り手がいることも否めません。「きちんと創れる人が味を出している」のか、それとも「創れないだけ」なのか、加工を見ればわかります。

良い品物をお客様の下に届ける為には、私達販売に携わる者がきちんと「見る=見抜く」ことができる様にならなくてはなりません。

11月9日

☆五反田ポーラ文化研究所「トルクメンのジュエリー」閲覧会

ポーラ文化研究所のご好意により、これまでも何回か収蔵品の閲覧会を開催していますが、今回はコレクションの中から「トルクメンのジュエリー」を見せて頂き、同研究所の津田紀代氏を講師にトルクメンのジュエリーとその歴史について学びました。

トルクメン共和国(現トルクメニスタン)は、カスピ海に面するシルクロード最西端の国で、「人類最古の農耕集落遺跡」もある大変に歴史のある土地です。しかし同時にアラブの侵攻、モンゴルの侵攻、ロシアの侵攻、と戦いに翻弄された土地でもあります。
元々定住をしない遊牧民である為に、ジュエリー=装身具は「身に着けて移動できる財産」としての役割が大きかった様です。又、子孫繁栄等の護符として、部族や地位の目印として用いられました。

女性は時として総重量16kgにも上る装身具を、夜寝る際も身に着ける必要があり、その為に体を悪くして平均寿命が35〜6歳という時代もあったそうです。イスラム教の拡大と共に女性の社会的地位は極端に低くなってしまったこともあり、歴史を手繰ると華やかさよりも哀しさが見えてきます。

さて、それぞれのジュエリーを見てみると、その大きさと種類の多さに圧倒されます。頭部だけで頭飾り、髪飾り、帽子飾り、こめかみ飾り、額飾り、耳飾り、鼻飾りとあり、その下に首飾り、胸飾り、背飾り、腕飾り(手飾り)、指輪、マント(服)の留め金具、護符入れと続きます。これだけ揃うと総重量16kgというのも頷けます。何故か不思議なことに足飾りはない様です。

今回は中々接する機会のないジュエリーに実際に触れることができ、良い経験になりました。

12月14日

ミステリー・ショッピング報告、ディスカッション

今回は残念ながら当日の参加者は少なかったのですが、事前に寄せられた調査票を元にディスカッションを行いました。

今回の調査票では「商品を見ているのに全く声を掛けてもらえない」という感想が幾つかありました。接客する側としては「あまり『売らんかな』にならない様に」気を遣っているつもりであっても、お客の立場では「全く相手にされていない」と感じることが多々ある様です。「ご自由にご覧下さい」が「ひやかしと思われている」と受け取られてしまっては、お客様に嫌な印象を与えるだけです。アプローチのタイミング、方法次第で、そこから波に乗れるかどうかが決まります。「どの様に接客しているか」ではなく「お客様がどう接客されていると感じるか」が大切ですね。
又、接客時に使うアイテムである「メモ」も、受け取ってみるとその体裁が印象を大きく左右するという意見もありました。市販のメモ用紙にゴム印では、ジュエリーそのものまで安っぽいイメージになってしまいます。

お客様は何を求めているのか、きちんとニーズを引き出せているのか、自分の好みを押し付けていないか。ミステリーショッピングでは、普段「接客をする側」のメンバーが「接客される側」になる為、逆に色々と気付かされる面も多い様です。



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