JCヌーボー JC Nouveau-Sept
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◆2010 活動実績
(☆印の回は外部講師をお招きした回です)

1月20日

総会+新年会@西麻布チャオベラ

イタリアンレストランCiao Bella(チャオ ベラ)にて総会と新年会を行いました。チャオ ベラはつい最近西麻布に移転し、まさにその初日貸切での会となりました。
@総会…アルコールが入る前に、まずは年初の事務手続き。役員の決定や会員の増減報告、今年の活動予定について報告がありました。
A新年会…おいしい料理と楽しいトーク。一年の最初に、食べて、笑って、今年もいい年を迎えられました。どうぞ今年もよろしくお願い致します。

2月10日

☆山口遼氏 アンティーク・ジュエリー講座(銀座アンティークジュエリーQUWAにて)

アンティークジュエリーに関する著書も多数ある山口遼氏を講師に迎え、実際にアンティークジュエリーを手にしながら「今何故アンティークに注目するのか?」をテーマに消費の背景の変化を探りました。
・他人と同じものはいらない
・ブランドや店への忠誠心がなくなってきた
・面白いもの、変わっているものにしか興味を示さない
ジュエリーの消費傾向はこの様にレベルアップしてきています。当然ながら接客販売に当る私達は、お客様の一歩先を歩かなければ販売機会を喪失することになりかねません。消耗品ではないジュエリーは、価格が唯一の購入動機になるとは限りませんから、「何故買ってもらえないのか?」を今一度考え直す必要があります。
特にアンティークジュエリーは「1800年ごろから1930年代までに作られたジュエリーで製造後100年経っているもの」という定義があり、同じものはありません。技術、素材、完成度、ストーリー等、まさに一点一点がそれぞれに異なる魅力を持っています。
100人が100人に適合する商品ではありませんが、お客様とのコミュニケーションを楽しみつつ販売できるアイテムではないでしょうか。

3月10日

☆信海茉美氏 カラー・コーディネート講座

「白いシャツ」は清潔感、「青いネクタイ」は「理性的で数字に強い印象」等、色はそれを纏う人や物に対して、ある特性を連想させます。今回はビリーブカラーオフィスの信海茉美氏を講師に迎え、「パーソナルカラーを使った色石の選び方&色彩学の基礎知識」を学びました。
人間は750万〜1000万色を識別できると言われており、その為ひとこと「赤が似合う」といっても「どの様な赤か」でその効果は大きく変わってきます。重要なのは色の特徴である「色調」で、適切な選択が為されれば、「目の下のクマ」や「ほうれい線の深さ」といった、マイナスイメージは軽減され、実年齢より5歳若く見せることができるそうです。逆に、不適切な選択をしてしまうと、5歳老けて見えることに…。
又、色同様に「形(デザイン)」もそれぞれ特定のイメージを持ちますが、色と同様のイメージを持つ「形(デザイン)」を選択することで、双方を補い合う(つまり、パーソナル「カラー」に対応する「デザイン」は「似合う」)ことができるそうです。
ジュエリーは「中石の色」と「全体のデザイン」という両方の要素を持ちます。カラーコーディネートを学ぶことで、より喜ばれる接客ができる様になるのではないでしょうか?


Believe Color Office(ビリーブカラーオフィス)

3月17日

☆(特別例会)「アジアのシルバージュエリー展」見学会

今回は特別例会として、日本宝飾クラフト学院理事長の露木先生に講師をお願いし、氏の蒐集されたアジア各地のシルバージュエリーを見ながら、それぞれの特徴や文化について学びました。
ジュエリーの文化研究はヨーロッパに関するものが主流で、アジアについては未解明な部分が多く残されています。例えば、「日本は着物文化により装身具の発展が遅れた」というのが定説になっていますが、中国のミャオ族は同様のスタイルにも関わらずネックレスを多用しており、この定説には疑問を持たざるを得ません。今後研究が進めば、この説は覆される可能性があるということです。又、見た目の美しさを重視するヨーロッパと異なり、アジアでは宝石の意味や、それが持つと思われる力が重視される結果、地域により用いられる素材が限られるという面白い特徴があります。
こういった話を交えながら、「文化圏に根差したお守り」を入れるジュエリーや、肌身離さずに「持ち歩ける財産」としてのジュエリー、地域の服装と密接に関わるジュエリー等、多種多様なジュエリーを見ることができました。中にはインドネシアで使われている、琉球舞踊で用いられる髪留めのルーツとではないかと思われるジュエリーもあり、興味は尽きません。
皆さんも遠いヨーロッパだけではなく、自分の暮らすアジアにも目を向けてみませんか?

4月14日

☆アンティーク西洋扇 見学会(五反田ポーラ文化研究所にて)

ポーラ・オルビスグループが文化活動の一環として設立したポーラ文化研究所では、「化粧・女性・美意識」をキーワードに化粧とその周辺分野に対する幅広い研究活動を行っています。出版物も多く、今回のテーマである「扇」に関しても「扇物語-西洋の扇と女性のよそおい-(2008年)」という本を発刊されています。
扇は10世紀〜16世紀に掛け、中国を経てヨーロッパへと渡りました。18〜20世紀には、ヨーロッパ貴族にとってなくてはならない装身具の一つとなりました。様々な形態(檜扇の様なプリゼ式、その類型のバロン型、扇面を折り畳むプリッセ式等)、様々な素材(象牙、鼈甲、セルロイド、羽等)のものが作られ、制作に当ってはジュエリー同様工程毎に専門の職人(絵付け師、骨の研磨師、金箔師等)がいました。
又、扇にまつわる面白い話に「扇ことば」というものがあります。男女が二人きりになることが難しい貴族社会に於いて、その見せ方や動きで「秘密のコミュニケーション」を図ったというものです。「開いた状態で左手に持つ=私に話しかけに来て」「落とす=友達でいましょう」…。何時の時代も男女間には必要性と遊び心が同居している様です。

5月18日〜19日(1泊2日)

☆鳥羽〜伊勢 1泊研修旅行

[5/18 真珠養殖場見学]
「真珠」そのものを目にする機会はあっても、その「養殖場」にお邪魔する機会は中々ありません。しかし、現ミキモト創業者である「真珠王」こと御木本幸吉の手により真珠の養殖が日本の産業として立ち上がり、その結果「日本のアコヤ」が「世界のジュエリー」の重要な素材となった歴史を考えれば、養殖の現場を知ることは業界関係者にとっては大変貴重な経験となると思います。
訪れたのは英虞湾にある真珠養殖場。「いかだ(=海中で貝を育てる)」まで小船に乗り、実際に海中で育てられているアコヤ貝を見せて頂きました。
又、真珠養殖の核技となる「挿核手術」は、朝6時から夜6時まで12時間作業を行い、1日に800個〜900個程度を仕上げるそうです。
養殖という言葉で括ってしまうと何だか大量生産的なイメージがありますが、実際には一つ一つの貝が手塩にかけて育てられているということが良く判りました。

[5/19(1) カクタパールギャラリー見学]
伊勢神宮内宮前「おはらい町」にあるカクタパールギャラリーは、創業70余年の覚田真珠株式会社により運営されています。昭和初期に養殖現場で使用していた器具なども展示されており、日本の真珠養殖の歴史にも触れることができます。
真珠を専門にしているだけあって、「30年前の連」といったものも展示されており、未だ衰えない深みのある照りには驚かされます(写真の一番右の連が30年前のもの)。「秘蔵の大珠連」9.5〜10mm珠の連ネックレスは、上代1,000万越え。しかしその美しさには、思わず溜息が出ます。

[5/19(2) 真珠博物館見学とアンティークジュエリーハンドリングセミナー]
コレクション0の状態からスタートした真珠博物館は、昭和60年ミキモト真珠島内に開館しました。現在はミキモトの古いもの、ヨーロッパのものなど約300点を所蔵しています。今回は館長の松月清郎氏を講師に、所蔵されているアンティークジュエリーについての講義を受けました。アンティークの素材や技法はもとより、シードパールの孔あけが現在でも「農業が休みの期間のインド男性の大切な仕事」といった思い掛けない事実を知ることもできました。


【覚田真珠】創業79年 真珠の生産から加工・販売までを、一貫して手がけています

6月9日

ジュエリー史の復習及び三重研修旅行の報告

2月のアンティーク・ジュエリー講座、3月のアジアのシルバージュエリー展、4月のアンティーク西洋扇、そして5月のアンティークジュエリーハンドリングセミナーと、今年前半はジュエリーの歴史に関わる内容が多くありました。今回の例会ではその内容を総括、整理しました。
又、先月の三重研修旅行には参加できなかった人も多い為、特に真珠養殖について参加者の作成したレポートや画像を参照しながら、再度勉強を行いました。

7月14日

☆ミャンマーに天然そのまま(未処理)で美しいルビーを求めて

ミャンマーの鉱山採掘権を日本で唯一所有し、ルビーの鉱山開発から卸売り、商品開発、販売迄を全て自社で賄う株式会社モリスの森孝仁社長を講師に、無処理(非加熱)ルビーを取り巻く現状について学びました。
実際に採掘を行う現地スタッフを含め、多くの仲間に支えられてきたと仰る森社長。一人勝ちではなく、「日本で出た利益は、現地にフィードバックしなくてはならない」という誠実さもあり、これまでに原石の盗難等は「一度もない」とのこと。日本のお客様の喜ぶ写真を現地スタッフに見せると「自分達の働きが誰かを喜ばせている」とモチベーションも大きくアップするそうです。
件の鉱山では「無処理にして美しい状態の原石」が採掘されますが、一方で市場に出回るルビーには加熱処理されたものが少なくありません。自社のルビーを差別化する為には、逆に「加熱処理されたものを見抜けなくてはならない」と研究にも余念がありません。
森社長からは私達に対して「ルビーの拡販の方法」や「ルビーの持つイメージ」についての問い掛けがあり、ディスカッションが行われました。
京都三条からスタートし、先日は銀座店を開店、そして夢はニューヨークとパリと、まさに「情熱の赤」の如き活躍に、今後も期待したいと思います。


モリスルビー【MORI'S RUBY】

8月11日

☆売り場で使える中国語会話 基礎の基礎

今年7月から渡航ビザの発給要件が緩和し、中国から観光、ショッピングにいらっしゃるお客様が増えています。
ジュエリー業界も例外ではなく、「中国語で質問されて受け答えに困った」という話も珍しくなくなりました。特に「銀聯(ぎんれん)カード」の普及で買い物がし易くなり、その分「支払方法は?」「銀聯カードが使えるか?」等、金額のやり取りだけでは済まないコミュニケーション能力が求められています。見方を変えれば、中国人とのコミュニケーション能力を高めることは、商機を掴むことにつながるということです。
そこでJC Naouveauでは、銀座の宝飾店に勤められている盧 珊(ロウ・サン)氏を講師に迎え、数回に分けて「売り場で役立つ中国語会話講座」を開催する運びとなりました。
前編の今回は、中国語会話で重要な四声を始めとした発音と、ジュエリー関連の中国語、売り場で使える基本的なフレーズを学びました。

9月8日

☆売り場で使える中国語会話 Part2

先月に引き続いて盧 珊(ロウ・サン)氏にお越し頂き、中国語会話の基礎を学びました。
私達日本人は日本語を母語としますが、「母語にない音」は当然ながら母語に「該当する文字」も存在せず、つまるところ母語で「理解」をしようとしても無理があります。勿論中国語にもそういった音が多く存在しますが、無理に日本語音を当てると、もうそれは中国語ではありません。聞いて、同じ音を出す、つまり体感することが必要です。
今回も盧先生に(日本人にとって)特に難しい音を発音して頂き、それを実際に発声してみる、という実習を行いました。又参加者全員の漢字名を中豪語で発音するとどうなるのか教えて頂き、中国語をより身近なものとして接することができる様になりました。
文化、接客面での質疑応答も行われ、例えば「中国と日本の接客の違いは? 中国流に合わせた方が良いのでは?」という問いに対する盧先生の見解は、「(中国人は)日本の文化も楽しみに来日するので、あえて中国流に合わせ込む必要はない」というものでした。

10月20日

☆日本貴金属製鎖工業組合(JPC)=JCヌーボー 第三回 意見交換会

日本貴金属製鎖工業組合(JPC)との意見交換会は、今回で3回目を迎えます。過去2回の意見交換会は、主に「販売側(=JCヌーボー)からメーカ側(=日本貴金属製鎖工業組合への要望を出す」という形で行われましたが、今回は逆に「メーカ側から販売側に聞きたいこと」という形で意見交換を行いました。
「作っても売れない」というメーカ側の声がある一方で、販売側からは「欲しい物がない」という話があり、「作って売る」という一連の流れでつながっているにも関わらず連携できていないという業界の姿が、今回も浮かび上がってきました。勿論それぞれに事情があり、メーカ側からは「ある程度の分量を作らないと利益を出せない」「預けたサンプルを卸が売ってしまう=『売れるもの』であればある程人が見ていない」、販売側としては「守りに入ったデザインしかない」「作りの良さは判るが、それがどの様にお客様のメリットにつながるのか?」等、かなりストレートな意見交換ができました。
本来は販売側とメーカ側の間に立って調整役、緩衝役を果たしていた卸が機能しなくなってきており、新しい流通形態の必要性も感じられました。

11月10日

☆マナー&コミュニケーション講座

「どんなにものが良くても人が良くなければ一流にはなれない」という考えに基づき、販売員の為のコミュニケーション指導をなさっている、シナリーダンボ株式会社代表取締役 小原氏にお越し頂き、「人と人の摩擦を前提に、良い関係の作り方を体で実感する」というテーマで講演、実習を受けました。
多くのJCの仕事は「商品を売ること、買ってもらうこと」です。このとき、1回きりの購入で終わってしまう場合と、リピーターになって頂ける場合では、お客様の心理にどの様な違いが出ているのでしょうか?
きちんとした「心のご挨拶」もないままに、「何としても売りたい」という気持ちばかりが先走ると、お客様の「心」が私達に開かれることはありません。私達自身が、お客様の心に壁を築かせてしまうことになりかねないのです。表情、ちょっとしたひと言、話の内容、それぞれが重要なのは勿論ですが、それぞれのバランスが取れていないと、伝わる話も伝わりません。
次回(2011年2月予定)は「ものはいい様」「返事の仕方」といった内容で、第2回を開催予定です。

12月8日

☆ポーラ文化研究所 コレクションの閲覧会 西洋の髪飾りと髪型 〜 櫛とミニチュア復元髪型

株式会社ポーラは、文化事業にも大変力を注いでいます。ポーラ文化研究所もその一環として1976年に創設され、「化粧」や「美」をテーマにした研究活動、情報発信を続けてきました。蔵書も15,000冊と非常に多く、中には18世紀に出版されたもの等、普段はまず目にすることも手にすることもできない貴重な本もあります。曜日限定ですが一般公開もされていますので、関心のある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
さて今回は、ポーラ文化研究所の津田紀代氏に講師に「西洋の髪飾りと髪型」について学びました。蔵書の中から髪型や髪飾りの載っているものを見せて頂きましたが、それらの多くはコスチュームや背景と併せて描かれている為、少なからず当時の時代背景にも触れることになり、大変興味深いものでした。又、髪型の幾つかはポーラ文化研究所で復元模型を作られており、「フリゲート艦ユノスタイル」という船の模型を載せた髪型や、頭の上数十センチメートルにそびえる髪型等、その迫力と「非現実さ(こういった髪型をした女性は当然「生活者」ではありません)」を実感することができました。


ポーラ文化研究所



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